特集 フォトエッセイ 「青い海と白い砂」 −113系のある風景−  Page 7

夏。海水浴へ行くときにまず目にする海は車窓の中にあった。夏の陽光に輝く
海。海水浴に行くのだからいやでも目にするはずの海も車窓から見ると一層わ
くわくしたものだ。年に一度だけ目にする海。今は年に何度も目にする海も当
時は夏のお盆の時期だけに限られていた。だから車窓から見る最初の海は、私
にとってかけがえのない憧れの存在。家族と過ごす楽しい夏休みの始まり。房
総の海は今も私にとっては憧れなのだ。房総の海を横目に今日も彼は走る。時
には青く、時には波打ち、時にはどんよりと重く沈んだ海を見ながら。

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